漢時代 灰陶 壺

漢時代の灰陶壺をご紹介します。
発掘品で、口に一カ所直しがあります。直しの箇所は写真をご参照下さい。
灰陶は空気をあまり送らず窯の中を還元焼成にし、灰青色になる焼き物です。
殷・周代を中心に漢・唐の頃まで日常の容器として広く使われたものです。副葬品としても作られたようです。
片面はつるんと綺麗な状態で、もう片面は荒れた肌。
違う雰囲気を楽しめて良いのではないかと思います。
口の開きが大きいので普通のコップでも落としとして使うことができます。

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直しの部分
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漆器 色々

同じタイミングで色々なところから、漆器が入荷しました。

まずは、現代作家の田澤祐介さんの作品。
今回は今の時期に嬉しい秋刀魚の用のお皿も特別に作っていただきました。
白漆と黒漆(田澤さんはそれぞれ白錆・漆黒と名付けておられます)のお皿です。
計算された美しい形と、艶がありながらも蒔地で抑えられた上品な雰囲気。
陶器、磁器、ガラスなど様々な素材の器と相性が良いかと思います。
田澤さんの作品を複数並べても、素敵な食卓になりそう。漆のものでそれができるのって意外と珍しいように思います。
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一つ一つ写真を撮れず、申し訳ありません…。
また、別のタイミングでご紹介します。


次にタイの根来塗りです。
ここで言う根来塗りという呼び名は、中塗りに黒漆を、その上に朱漆を塗られた物のこととしています。
その呼び名は、後程ご紹介する根来寺で江戸の初期に作られていた漆器から来ています。

19世紀頃の大きな柄杓?です。東南アジアからインドにかけては、不思議と柄杓が多く出ますが、東アジア・ヨーロッパ圏より貯蔵をすることが多かったのでしょうか…?
どの方向から見ても良い形をしています。
フックを取り付けて壁にかけても良いかなと思います。
また、横向きに置いて、花器に見立てるのも良さそうですよね。
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お次は、本家本元の根来です。
胴紐の入った形から察するに江戸初期のものかと思われます。
布着せもされており、丁寧に作られています。恐らくお寺で使われていたものではないでしょうか。
見込み部分に塗り直しの跡があります。
十分に実用できる状態です。
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今日ご紹介させていただいた品物はウェブショップ未掲載商品となります。
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残欠・繕い展 終了しました

一昨日で「残欠・繕い」展、終了しました。
最初から最後まで、沢山の方にお越しいただいて本当に感無量です。
とても思い入れの強い展示だったのですが、癖の強い展示なので内心不安でした。
皆さんに来ていただいて品物を選んでご購入いただいたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

毎週足を運んでいただき熱心に石器を選んでいただいた方、土器弁当の具を分析する男性や、具を選ぶご夫婦、お子さんと楽しそうに足残欠や手残欠を選んで行かれた方、他にもそれぞれのお客様がそれぞれに何か不思議に面白い光景を作り出していらっしゃいました。

いつかまた今回のテーマで企画展をできたらと思っています。
傷物が好きなんです。
お客様とこういう話をしました。傷のない人間なんていない、傷みの分かる人になりたいね、と。

最後に、ご協力下さった出展者の皆様に心よりありがとう。
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今週木曜からは通常営業に戻ります。
骨董、古道具、作家もの色々入荷がございます。
常設のトリピエもどうかお楽しみ下さい。