「残欠・繕い」展はじまりました

先週末より残欠・繕い展が始まりました。
キャッチーなテーマではない為、心配していましたが、沢山のお客様にお越しいただいております。
ありがとうございます。

沢山の方に見ていただいてはいるのですが、やはりいささかマニアックな為か、お客様の数の割には売れ行きは少々鈍く…。
ということで、ブログの方でも古物を中心に商品をご紹介します。
もし、気になる物がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

タイ 発掘土器
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牛のような形をした土器。左側は状態がよく、右側はまさに残欠といった感じの風情です。
個人的には右側が好みです。

17世紀 オランダ クレーパイプ、陶器玉残欠
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オランダの運河で発掘されるパイプと陶器の玉(おもちゃ)です。
二つの品に関連はありませんが、色味や発掘された場所時代で組み合わせに。

発掘土器 新潟県馬高遺跡 縄文期 売約済
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接着剤でラフに継ぎ合わせてあります。

呼び継ぎのある山茶碗
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釉がまったくかからず、マットな肌です。グレーッシュな雰囲気がお洒落です。

フランス 発掘スプーン
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全く別の機会に手に入れた二つのスプーン。千切れて破れたスプーンです。
額装なんかしても良さそうな雰囲気です。

1650年頃 伊万里 古九谷様式 御神酒徳利
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伊万里の中でも面白い歴史のある古九谷様式の徳利です。
<参考>http://www.ryuss2.pvsa.mmrs.jp/henshukoki-2015/no321-150901.html

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ねじりが美しく、割れ方も斜めにすっと花が映えるのではないかと思います。
首の長い徳利で欠けた上の部分も残っています。お好みで金や銀で継いでも美しいかと思います。

会期中はできるだけたくさんの品物をご紹介できるようにしたいと思います。

今回は、グループ展で出品者も多い為、品数は計250点程ございます。
少しづつ展示品も入れ替えて行く予定にしております。
お近くの方は、是非ご来店下さいませ。