森田 春菜 “陶”展

2019年3月2日(土)〜10日(日) 13時-19時営業
会期中休廊日:5日(火)
作家在廊日:2日(土)、 3日(日) ... 作品について直接お話いただけます

森田春菜のやきものと出会って10年近くになる。
最初は、陶芸のイメージとかけ離れたその佇まいに、
「これは何なんだろう」という好奇心から向き合い、対話を重ねてきた。

彼女の作品は、誰かの何気ない言葉に似ている気がする。
名言でも演説でもないが、ぽつりと出てきた心に残る言葉。
心に沁みる作品。

本展では、新作の“Aging”シリーズの他、陶の立体作品やテキストにて制作の様子をご紹介します。
是非お越し下さい。

-Aging-
この作品は、和紙片に磁器土の
泥漿を塗ったものを重ね合わせ
て焼成しています。
磁器は、乾燥して水分が抜けて
いくにつれて縮んで固まります。
作品の縁が反り返ったり、曲が
ったりしているのは、その時に
かたちが変化した様子です。
窯で焼くことで、和紙は焼けて
灰になりますが、磁器は和紙の
かたちをそっくり写し取り“や
きもの”になって残ります。

 作品は高温で本焼きした後、
銀彩で上絵付けをしています。
“銀”は、光や酸素と反応し化
学変化が起こります。
 はじめの白っぽい銀色は少し
ずつ黄変し、時が経つにつれて
さらに色合いが深まっていきま
す。
この作品は、今見ている姿にと
どまらず、これからも変化して
いきます。


森田 春菜   

     写真上. 制作後すぐの作品
       下. 3年経過した作品

森田 春菜 “陶”展

2019年3月2日(土)〜10日(日) 13時-19時営業
会期中休廊日:5日(火)
作家在廊日:2日(土)、 3日(日) ... 作品について直接お話いただけます

森田春菜のやきものと出会って10年近くになる。
最初は、陶芸のイメージとかけ離れたその佇まいに、
「これは何なんだろう」という好奇心から向き合い、対話を重ねてきた。

彼女の作品は、誰かの何気ない言葉に似ている気がする。
名言でも演説でもないが、ぽつりと出てきた心に残る言葉。
心に沁みる作品。

本展では、新作の“Aging”シリーズの他、陶の立体作品やテキストにて制作の様子をご紹介します。
是非お越し下さい。

-Aging-
この作品は、和紙片に磁器土の
泥漿を塗ったものを重ね合わせ
て焼成しています。
磁器は、乾燥して水分が抜けて
いくにつれて縮んで固まります。
作品の縁が反り返ったり、曲が
ったりしているのは、その時に
かたちが変化した様子です。
窯で焼くことで、和紙は焼けて
灰になりますが、磁器は和紙の
かたちをそっくり写し取り“や
きもの”になって残ります。

 作品は高温で本焼きした後、
銀彩で上絵付けをしています。
“銀”は、光や酸素と反応し化
学変化が起こります。
 はじめの白っぽい銀色は少し
ずつ黄変し、時が経つにつれて
さらに色合いが深まっていきま
す。
この作品は、今見ている姿にと
どまらず、これからも変化して
いきます。


森田 春菜   

     写真上. 制作後すぐの作品
       下. 3年経過した作品